似合わない洋服は捨てました

気まぐれに気の向くままに

小さな夢の物語

高校生の時、少しはぶりが良くなった父から

「おまえ、喫茶店せーへんか?」(父は関西人)と言われた事があった

父の姉から話を持ちかけられたらしく

店任せてやるわ。と軽く話してた

 

わたしは動揺して、でも小さいながら

工業高校のデザイン科だったので

ちょうど店舗デザイン(ロゴとか店舗内の製図とか)の勉強中だったから

蒲公英というお店の名前とロゴまで考えてレタリング作ったりしてた。

 

父が言うのには理由もあって

学校ではバイトは禁止だったけど

お小遣い欲しさに黙って喫茶店でバイトしていたからで

 

そこの少ないメニューを作ったりもしていたから

やる気だけは盛り上がってた。

 

で、頓挫する。笑

 

父は昔からそういう人で

家を何件も新築で建てては引っ越す人で

なんやかやバブル期に大もうけして大こけした人で

 

 

たぶん、わたしの中で一度燃え上がった喫茶店をするという気持ちは

消えていなかった。

 

 

実際には見切り発車で家業を清算した後にやってみるのだけど

茶店ではなく、夜のお店

3.5年で燃え尽きた。

 

人と言うものに距離を置きたくなってしまう。

儲けもそう出せる気質ではなく

真剣に無我夢中に我を捨てて宣伝しろとアドバイスをいただいたこともあるけど

出来なかった。

 

燃え尽きてうまくいかずにたたんで

今は固定給をいただける会社勤め。

こんなにありがたいことはない。

しっかり毎月いただけるお給料

会社にとって必要な存在になろうと努力もした

 

 

でも

 

やっぱり、どこかで憧れている生活がある。

 

去年の夏ごろから考えて

準備を始める事にした。

 

大台に乗って

しばらくしたら

もう一度

自分の夢にかけてみようかなと思ってる。

 

でもまだ全然漠然としている

 

形にもならないし、ただイメージだけを追いかけてる。

 

そういう時間が今は楽しい。