似合わない洋服は捨てました

気まぐれに気の向くままに

ドラマ 最愛

ドラマ最愛公式HP

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初回から最終回まで

考察も追いかけながら

一番驚いたのは、橘しおりの死だった。

しかも自殺で処理されるも、まさかの。。

 

このドラマ

アンナチュラル、MIU404の新井プロデューサーらしい事も考えてみる

 

アンナチュラルでは

人を殺すやつは殺される覚悟を持てと中堂さんに言わせてる

最終回のミコトさんの裁判所での台詞では

(殺人に対する)生い立ちは動機に興味はないと言い切っている

 

MIU404では、

伊吹の恩人蒲郡さんに一線を越えさせつつ

最終回久住の俺はおまえたちの物語にはらなないと動機や生い立ちは明らかにされない

 

そんな過去ドラマを観ていて思っていたのは

脚本家野木亜紀子さんの社会的弱者への思いだった

特にアンナチュラルでは「いじめ」を「殺人」とし

MIU404では「海外実習生」を「安価な労働者」とし日本に来るな!と叫ばせてもいる

 

で、最愛。

なっとくいかなかったから最終回涙も出なかった。

加瀬さんがギリギリ捕まらなかったのも

1年後の2022年と時間経過させたのも

もちろんリオと大ちゃんが仲良いシーンはほっこりしたし

研究していた優の為のお薬が認可を取ったシーンも

良かったけど、後味悪かった。

特に渡辺父を憎しみを込めての殺害は

法律で守れないものもあるという台詞に

わたしは絶望した。

橘しおりが落ちてしまったビルの鉄柵に素手で触ってますやん!と

この事件に関しては容疑から外れていたから

もしかしてそれって指紋が出なかったって拭いたんじゃっ!と

加瀬さんの中に恐ろしいほどの悪を見た気がしてしまった。

 

それは「愛する、守るべき人達」の為でも

弁護士の加瀬さんが越えてはいけない

と思って冷めてしまった。

 

ドラマだから

そうカンタンに片付けられないくらいのめりこんでいたんだと思う。

 

渡辺息子の方はそりゃあ、悪だし、

彼がいなかったら全ての人が巻き込まれず

幸せに暮らしていたに違いない

ただ、息子を思う渡辺父を

最後の台詞があったにせよ

実の子が行方不明で15年も探していた父を思うと

いたたまれない。

 

脚本として、死んで当然加瀬さんが殺してもしょうがないと

視聴者の感情をリードしたかったのだとしたら

わたしは少し間違っていると思う。

 

Nのためには原作が小説なので本当に最後の最後まで謎は多かったけど

それぞれのNの為にとった行動は理解できた。

 

今回「最愛」は完全オリジナルストーリーということで

凄かったけど、何かひっかかるラストだった。

しかも加瀬さんを演じた井浦新さんのインスタ

 
 
 
 
 
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加瀬さんを消すんだ。と思ってさらに悲しくなった。

 

ラストシーンにリオと大ちゃんとでお墓参りのシーンがあったけど

誰かがお参りしていそうな匂わせがあったら良かったのに。

 

いろいろと思うことはあったけど

毎回目が離せない展開で

井浦新さんが出演だったし、薬師丸ひろ子さん好きだしと思って見始めたドラマ

最愛は最高でした。