似合わない洋服は捨てました

気まぐれに気の向くままに

育った時代に感謝すべきかも。

子供を育てていたころ、御近所の奥様から教わったこと。
子供はよくころぶでしょ?でもね、転んだからといってすぐに飛んで行っちゃダメよ。
子供が自分で起き上がるまで見守ってあげるのがお母さんの役目だからね。と。
自分で起き上がって泣きじゃくって歩いて来たら抱き締めてあげるの。
良くやった!って誉めてあげるのよ。って。


子供はされたようにしか人にできないのか、自分の子供を参観日で目にするにつけ
育て方間違ったかなと思っていたんですね。
友達が転ぶとまわりは人だかりの山ができて、無理矢理抱きかかえて起こしてあげる子とかを見るとね。

でも、あれで良かったんだろうなと思う。


彼等が小学校に上がったころだから、もう10何年も前のことだけど
運動会での徒競走廃止の説明会ってのが地区の公民館であってですね。
驚いたことに、理由は1番とか順番をつけることや、走るのが苦手な子への配慮だったかな
あまり馬鹿馬鹿しくて覚えてないのだけど。
じゃあ、参観日やテスト廃止してください。うちの子勉強苦手だからって意見言った記憶が。
もちろん皮肉ですけど。

あのスタートのピストルの合図待って順番に並んでいる時のドキドキ感や、
終わった後の達成感や、苦手を克服する為の自主練習や準備期間までもが
大人の考えで奪われてしまうのか。と思ったもんです。

大人が転ばぬ先の杖を渡し続ける限り子供は大人になれないような気がします。
パラサイトとかいう言葉があるように。

昭和の時代に育ったわたしたちは、幸せなのかもしれませんね。
勉強はできない子供だったけど、親に少しばかりの援助をしながらなんとか生きてるしな。笑