読後
司馬遼太郎さんの40代はこの作品の世界を
調べたり書いたりすることで消えてしまったといってよく
と、あとがきにあります。
40代で読むには少し遅いのかもしれません。
できれば、30代、男性なら30代になる前に一度読んで
その後もう一度読む。のが理想なのかな。
本に巡り会うのは男女のそれと似ていて
出会いのきっかけもあるかと思うんですけど。(^-^)
小さな生活圏で日々の生活だけを考える毎日ですけど
日本に生きているということを考えさせられる本でもあります。
今の時代に生き、将来もこの国に生きるのならば
ぜひ読んでおくべき本かもしれません。
本の中の描写は戦争の生々しさはあまりなく
淡々と進む過去の事実だけがそこにあります。
時々これは小説なのかな?ドキュメンタリーなのかな?歴史書なのかな?と思うんですけど
読み終わってみれば、その全てだったんだなと気付きます。
生き生きとそれぞれが交差しあう人生で
何を考え、生きていたのか
時には運命に翻弄され、時には運を従えて進む
勇ましく、清く、尊い人生があり
国は違っても戦争によって散り行く人生もあり
とにかく読後はタイムマシーンに乗り込んで
過去を見て来たような感覚になります。
そして、生かされている自分に問うことになります。
そして日本に生きていることを誇りに思える
そんな本でした。