似合わない洋服は捨てました

気まぐれに気の向くままに

個人差、個性

仕事を覚えてもらうのに、覚えの良い人悪い人がいるのはわかってますから。
その個人の反応と結果を見て、教えるスピードなんかも調整するわけですけど
ここまで覚えが悪いと、なんかどっかに問題があるんだろうなと
自分を責めてばかりいたのですけど...。

先週の朝日新聞で大人の発達障害という記事を読んでから
ちょっと思い当たることがありまして。

そういう人もいるんだな。
と言うことですませるわけにはいかなくて

じゃあ、どう指導すればいいのかな?
どのようなスピード調整すればいいの?と
考えても答えが出るわけでもなく
本人は頑張りたい。教えてください。というわけなので

たとえば、ひとつの仕事を4分割にして教えることにしてみました。
通常であれば、3日で覚えてできる。簡単な仕事だったりするんですけど


実際には出勤時間を注意していたことがあってですね。
始業10分前にはタイムカード押そうよ。と
これ、社会人の一般常識だから。と。
35日頑張って毎日言い続けたのに、意地を張ってるわけでもなく、悪い事をしているというような感覚もなく、ただただ毎日5分前に駐車場から駆け足で来てタイムカードを押すをくり返したので(というより、もし彼が発達障害であるならば、こちらの言っていることの5割り程度しか理解できていないという可能性もあるわけで)
もう、何も言わない。君の自主性に任せるよ。と伝えると不安そうな顔をしていましたが、それからもマイペースなんですよね。


面接時、計算はできたんですよね。簡単な問題なんだけど4桁と5桁を6つ並べた計算式を暗算で解いてた子なんで、勉強はできる子だったんだと思うんです。


ただ、人とのコミュニケーション(飲み会等)では、人懐っこい性格なのでなんとかやってけるんですけど、会話の流れに乗れなくて突拍子もないことを言い出したりはするんです。自分の世界観の中での出来事だけ言い出すとか。
あと「それは言葉に出しちゃまずいでしょ」ってことも平気で言う。まわりは優しく受け止めてるからトラブルにはならないけど...。
意味もなく、人の目をじっとみつめたり(いわゆるガン見)
興味の幅が狭かったり(これは、自分も興味のないことはまったく知ろうとしないので当てはまるんだけど)
あてはまっちゃうんです。

が、なんていうんだろう。あてはめようと思えばぢぶんだってあてはまるわけで
そんだけみんな思い当たるふしがあるので、気にしないでいるというのが一番いいのかもしれません。

発達障害に気づかない大人たち (祥伝社新書 190)

発達障害に気づかない大人たち (祥伝社新書 190)

指導する立場としては、読んでおこうと思います。