似合わない洋服は捨てました

気まぐれに気の向くままに

息子へ

今日は長男の誕生日です。
早いもので、もう25才ですか。。

離れて暮らしていて、色々あって
今は疎遠になっちゃってる。辛いけど仕方ない。

後悔先に立たず。の典型のようなことをしたから。


おめでとうを伝えるすべを知らないおかんです。


君が産まれる瞬間はね、今でも良く覚えているよ。
痛くてね。苦しくてね。
でも、君も頑張ってるんだからお母さんしっかりしなさい!って
助産婦さんに励まされた。
23才だったおかんは、死ぬかと思うくらいの痛みの中
君を迎えたんだ。
小さな手、おせじにもかわいいと言えないしわくちゃの顔。
その全てが愛おしいと思った。
命に変えても守らなくちゃいけないと
そう思った。

絵本をいっぱい読んであげた。
いっぱい叱った。
おどおどした目を今も覚えていて
もっともっと愛すれば良かったと
君がハグを拒む頃後悔した。

線路でいたずらして緊急停止ボタンを押して逃げ帰った時には
もう、笑っちゃって怒れなかった。
すみません。って色んな人に頭を下げたけど
あれには、ホント笑ったなあ。

高校3年の時に進路を決めたと
ブライダルに携わりたいと
目を輝かせて語ってくれた君の目も
彼女に振られて「女はわからん」と言っていた目も
一人暮らしを始める時のお引っ越しで「大丈夫やけん、帰って良いよ」と言った目も
今でも覚えてる。

いつか君に許して欲しいと思うから
おかん、もうちょっと頑張る。