似合わない洋服は捨てました

気まぐれに気の向くままに

馴染みのお客様

しばらく見かけないなと思うと
お客様同士連絡を取り合っているのかどうなのか
入院されたと聞いていた。


今日、しばらくぶりにその方の旦那様が見えてくださって
奥様の具合をお伺いすると
「肺を取ったけんなぁ、まあ元気はないけど元気しちょんよ」らしく
言葉が出て来なかった。


大病された奥様はとても面倒見の良い方で
パチンコ屋さんでおじいちゃん、おばあちゃんに声をかけたり世話を焼く(面倒を見る)ので
ものすごく人気者で
いつも端玉のお菓子がパチンコ台のところにいっぱいあった。
「じーちゃんがな、まんご(孫)にあげよっち言ってくれたんよ」って笑顔がかわいかった。


いつだったか、正月に酔っ払いを店の外に出すのに手こずってたら
「おねえ、そっちの腕捕まえちょって!」って
その酔っ払いの腕を背中に回して
ちょうど警察が連行する時みたいにして
おまわりさんが来てくれるまでいっしょに羽交い締めにしてくれた。


次の日、「おねえ、うちら力入れたけど、骨折するような力入れんかったよなぁ」って言うので
聞いてみると「昨日連行されたおっさんな、腕を骨折したみたいに包帯でつるしちょったんよ」って

ああ、おまわりさん5人がかりで来た時におっさんつりあがって若いおまわりさんに殴り掛かったから
他の人からぼこぼこにされてたし、きっとそのせい?なんて大笑いしたり

スーパーでお米を買う時に出会って「おねえ、田舎の新米持って来てあげるから米買わんでいいっちゃ」って
こっそり言ってくれたり(お客様からいただくことができない旨を丁寧に伝えて断ったけど)


いつかね、また元気な顔見せてもらいたいなって思うんですよね。
パチンコ屋さんってさ、なんかダークでギスギスしたイメージでしょ?
かけ事の場所ではあるんだろうけど、人と人とが触れあう場所でもあるんですよね。
だから、このお仕事好きだって思うんですよね。