父が景気良かった頃は良くゴルフに行っていて
時々はわたしたち子供も連れてってくれたので
クラブハウスで一日中遊んだものです。
でっかいソファーで飛び跳ねたり
松ぼっくり拾ったり、そんな風に父がコースを終えるのを待ってました。
帰りには、バームクーヘンかゴルフボールのパッケージに似せたチョコレートを
買ってもらうってのが常でした。
そんな思い出があるからなのか
ジャックニコラウスが好きだった父へのプレゼントは
決まって黄色いくまのワンポイントがついたものでした。
アパレルの小杉産業が倒産と朝新聞を読んでいて
ちょっと切ない気持ちです。
キャッチミーイフユーキャンって映画があるんですね。
スティーブンスピルバーグ監督の
その映画の主人公の切なさみたいなのが
子供の頃の記憶とだぶる感じ。
憧れだった父が事業を手放す時の寂しさというのは
子供だった頃は理解できずにいましたけど
今は気持ちがわかる。
結局は自分が自分であることができる心の中の支えなんですよね。
それは、事業が上手く行ってる時に手に入れた生活とか財産とは違う
自分の誇りだったりするのですよね。
だから失いたくなかったんだろうなと
だから何度も立ち上がったんだろうなと
そんなこと思い出した今朝でした。
@46