似合わない洋服は捨てました

気まぐれに気の向くままに

夢を語る人

先週、兄が福岡から子ども達といっても成人した子供2人を連れて
父と母を見舞いにやってきた。
母は、久しぶりに会う兄に嬉しそうだった
やはり、おだやかな顔をしている

それから母は言うのだ

「わたしお引越しするねん。お引越しする時に息子(三男)がパーティーを開いてくれるねんて」

そうか、良かったね。

「あんたも一緒に暮らすねんて、みんな一緒に暮らす所を探してくれてんねんて」

そうか、そうか。良かったね。

「楽しみやわ」と笑顔で語る彼女は幸せそのものだ。

人はボケると大変かもしれないけれど
生きることへの苦しみもなくなり
夢と現実とを行き来し
夢の中に暮らすようになるのだとすると
これほど幸せな事はないのかもしれない。

どうか、彼女が夢から覚めませんようにと

そんな事を思う今日この頃。


父のほうは腰の手術が成功したようで
今まで100mと歩けなかったのが
さくさくとまでは行かずとも歩けるようになりそうなので
旅行計画を立てようかと思う。
夢の住人になる前に