8月12日先行上映ということで、行ってきました。
余談ですが、今コロナ渦での映画館はマスの目にしか座れないので
前後左右に人がいないんです。めちゃ快適。
あと、きちんと換気された空間ですし、入る時の体温チェックありですし
消毒液もきちんと設置されているので、安心して見に行ってます。
もちろんマスクの着用義務(というか、マスク着用していないと入れません)
さて、糸。予告編を見て泣いてしまったのは
中島みゆきさんの歌声だからか
わたし達世代の「糸」ではなかったという事です。笑
主人公達は平成元年生まれ
その彼らの現在までを追った物語
幼い初恋、彼女を守れなかった主人公の想い
彼の事が大好きだった彼女の気持ち
他の人と暮らしても
他の人と結婚しても
ずっと繋がったままだった糸は
いつか必ず引き寄せあう。
そんな物語でした。
たぶん、いつか「そういえば、あの映画見に行ったな」くらいにしか思い出さないかもしれない。
どこか冷めてしまったのは、主人公のれんくんが、チーズ工房の先輩と暮らす事になって
子供が出来たと同時に病気になってしまってその先輩(奥さん)が死んじゃうから
小さな子供をおいて死んじゃうから
あああああ。そうね、そうか。そうきたか。って冷めちゃった^^;
男の人が作った糸だからかな。
本当なら、結婚してしまってからも初恋のあおいちゃんを忘れられない場面とかあるだろうし
気付くし。悲しいし。消えてしまいたくないし。
色んな事を考えたなぁ。
そんな事を考えながら見ていたから冷めてしまった。
ただ、好きなシーンはありました。
あおいちゃんがシンガポールで頑張っていたのに裏切られ打ちのめされる出来事があった日に
ふらっと立ち寄った日本食の屋台でカツ丼を食べるシーン
美瑛へ帰って辛かった時代にご飯のお世話になった近所のおばあさんの食事を食べて泣くシーン
このふたつは、本当に良かった。
きっと、この物語は映画の2時間枠ではなく、連ドラで扱うべきテーマだったのかも。
幼い二人がお互いを忘れずに、時にはすれ違いながらも求め合ってるなんて
あ。。
この流れだと、秒速3センチメートルの彼らもきっとどこかで出会うんだろうなと
そんな事を思いました。(いきなり何をぶっこんでくるんだ!と思った?w)
そうか、彼らも大人になったんだなと
中島みゆきの「糸」は彼らの時代のものでもあるんだなと思いました。