似合わない洋服は捨てました

気まぐれに気の向くままに

映画 HOKUSAI

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昨日レイトショーで観に行って来ました。

 

以下Filmarks にも書きました

ネタバレありです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北斎の一生を描くには時間が足りず
どこに焦点を当てるかも盛り沢山で

描きたいものを描くんだと覚醒してからの北斎は自信に溢れて生き生きとしていて


有名な富士山を向こうに描いた波の
あの波を観たあの海岸に辿り着き
波に身を任せた時
町を歩いていて強風がふいた時
紅く燃える富士を見た時
藍色を雨の中身体で感じていた表現も

種彦の死も


北斎の目に見えていた景色が
悲しいくらい美しい

浮世絵の制作作業も
あの頃の風景があり良かった

 

脚本大事なんだなと
天外者の時も感じたけれど
脚本大事
これだけの演者が揃っている今
脚本がとても大事だと感じた作品でした。

歌麿の濡れ場は
それ以前に吉原の部屋と玉木宏さんの醸し出す色気で十分想像出来たから残念でした。

種彦の最期が壮絶でした。


不自由な時代
そこには争った作家や絵師がいた事
いつの時代も芸術の識別は偉い人たちに牛耳られているんだなと
今コロナ禍での演劇や映画の規制も
こんな日だからこそ観に行きたい作品でもありました。

 

 

 

主要キャスト全員大好きな俳優さんばかり

観ないわけにはいかない勢いで観に行ったのですけど

残念な思いが大きく

俳優さんの演技はどなたも素晴らしく

素晴らしいだけに残念なカメラワークと脚本だと感じました。

偉そうにすみません。。