似合わない洋服は捨てました

気まぐれに気の向くままに

父と温泉

父はあまり長く歩けません。

歩くスピードもゆっくりで

少し歩いてはベンチで休みます。

 

20日に軽い手術で1週間程入院するからとの事で

別府の海門寺温泉に行ってきました。

なんと100円なんで!って言うと

近くやったら毎日通えるなあって

気に入ってくれたみたい。

 

外のベンチに腰掛けて

私達が入る時から座ってたお爺ちゃんと3人で雑談

おじいちゃんは一人暮らしだそうで

「入る前からここにおるなあ」って父が話しかけると

「家に帰っても1人やから何しようかなーと思ってぼんやりしとるんよ」との事

聞くと父と同じ年で

戦争が終わったのが小学校に入った時で

終わってからも貧しくて贅沢出来んかったなーとしみじみと話していました。

「あんたは良いなあ。娘さんが温泉に一緒に来てくれるんか」って少し寂しそうに笑ってました。

 

帰る時は「お気をつけてー!またココに来ますねー!」って手を振って別れたのです。

 

戦争で苦労して

でも命があればなんだって出来るんだと

そうして生きてきた世代も老いてしまって

お互いを労っていた

 

本当にあの貧しかった日本は先人のお陰でここまで立ち上がって来たんだなと

 

また来月一緒に温泉に行く約束と

焼肉屋さんは予約するって決めました。

 

時々しか出来ないけど

また温泉に行こう。お父さん。

 

別府は良いぞー\(^o^)/