「星の子」の予告を映画館で見て刺さるものがあったから見にいけない。
幼少期、母が色んな新興宗教に妄信してしまい
いわゆる家庭崩壊までなったので
自分は18で家を出る事に決めていたからその後は知らないけど
大人になってから彼女が口実を付けて会おうと言って来るとたいてい、
お高い布団や、石鹸や、水。あるいはまあ、色々。勧めてきたし周りにも迷惑をかけた
新興宗教へ向かっていたその勢いのまま「体に良い物」へのめり込んでいた。
そのどれもこれも、定価と自分が得る販売利益を考えれば元値はじけるだろうに
無知なのか妄信なのか良くわからないけど、凄かった。
新興宗教の後にはまった「体に良い物」シリーズは今思い出しても恐ろしい。
だから、あのシーンは見たくないんだ。
たぶん、あの主人公は両親の事が大好きで、わたしは間逆だから
憎んでも憎みきれない家族と言う枠にあの人がいるだけだ。
崩壊した彼女の部屋で感じた感情は一時的なものだったと今は思う。
今は幼少期の呪縛から解き放たれてはいるけど、どこか冷たい人間になっている。
人に興味がないわりに、人の目が異様に気になる。
育った環境に影響を受け続けてしまうのは、不本意だけど
それすらを乗り越えられる強い人になりたかった。
今から?今は共存して隠していれば良いこと。
苦しい思い出も過去だから他人のドキュメンタリーのように時々浮かんでは消える。
目の前の闇や絶望感や恐怖
うなされることはないから
大丈夫。大丈夫。
わたしはあの人に負けない。