似合わない洋服は捨てました

気まぐれに気の向くままに

良い人

人の顔色を伺ってしまう性格は

大人になってもずっと変わらない

ある心理学の方が書いてた

幼少期の親からの影響なのだと

 

ある意味息子は親の顔色を伺わず

言葉を選ばず

正直だった

そういうところが

いい意味で素直に育ったんだと

頼もしかった

遠慮がない。

正直すぎて当たりが強かったのも少し元気になった証拠かもと前向きに捉える事にした

 

昨日リハビリの為に2度めの転院

医大で大きな手術をし

落ち着いたからと医大ICUから県病へ

 

そして昨日一般だけど

リハビリ専門医がいらっしゃる病院へ

 

病と違って怪我は毎日少しずつ良くなるので

私の気持ちも落ち着いてきた

 

 

赤ちゃんの時人見知りせず

誰にでも抱っこされた

 

誰に抱っこされても怖がったり泣いたりしなかったから遊園地で迷子になった時は焦った

必死に探したらひょっこり戻ってきて

かなりキツく怒ってしまった事を覚えてる

 

近所の公園に連れて行くと

初めて会った子に

ぐりとぐらごっこしようって

テレビは見てなかったから戦隊モノを知らずに育ってたから絵本のぐりとぐらごっこだった

 

ねえぐりとぐらごっこしようって話しかけて???って顔されたのを覚えてる

 

 

保育園に行かずに幼稚園の年中さんからの入園式

友達できるかなって心配をよそに

隣に座った子に抱きついて楽しそうだった

ニコニコ笑ってた入学式

 

彼が幼稚園に行ってる時間に下の子2人連れて出かけてて

帰り着いたらめちゃくちゃ大きな声で玄関の前に座り込んで泣いてた

 

ある日行ってらっしゃいって見送ったのに

近所の方が「公園で泣いてたから」って連れて帰って来てくれて

幼稚園行かないとだめよって

もう一度送り出したら家の前で大泣きして

仕方なく車で送ったりした

 

小学校入ったと同時に引っ越したから

友達連れて来るキッカケになればって

スーパーファミコンを買ったら

毎日得意げに友達連れて来て

順番を守ってゲームしてた

 

ゲームばっかりじゃなあと

なんとなく感じてた頃

娘が入りたいって入ったバレーボールクラブで

1チーム作るのに男子が足りないからって

無理やり連れてったチームで

5年生だからとレフトアタッカーのポジションをもらって

エースのライトの子がアタック打つ時

本当はフェイントやブロックで返されたボールを拾うための姿勢取らなくちゃいけないのに

エアアタックして注意されてた

ああ打ちたいんだなって可笑しかった

6年になって全国目指すぞってなって

厳しい練習にも頑張って耐えてた

地区優勝して全国大会に行ったのは

本当にいい思い出

 

中学になってもバレーボールを続けてくれて

試合は見に来なくて良いって言われてたから

一度も見に行くことは無かったけど

一度だけ小学生チームで一緒だったママ友に

凄いよ頑張ってるよって褒めてくれて絶対見た方がいいって勧められて

仕事の都合を付けて見に行った最後の大会は

すっかり成長してた

セッターに信頼してもらってた

ここぞと言う時にはボールが回って来て決めてた

 

家を出た頃

彼は高校生だったから

思い出があまりないけど

なんかここに書ききれないくらい色々思い出した

 

FFのCGの部分になると呼んで見せてくれた

ウエディングプランナーになるって目を輝かせてた事も

一緒に明け方流星群を見た事も

色々ほんと色々思い出した

 

 

 

迷惑かけてると思ってるから

ごめんねって言える子と

イヤな顔して帰って良いって言う子は

同じ気持ちだし

 

民間の病院に入院するって事は売店が無いから

なんかいるものがあったら連絡して届けるからって言ったら松葉杖使ってコンビニに買いに行くから良いってコワイ声で言うのも

なんとなく理解した

 

ほっといてくれは

1日も早く良くなりたいと思う原動力になるんだろう

 

良い人じゃないかもしれない

良い人でいたいと思わない

集団社会では生きにくいかもしれないけど

人の顔色を伺って生きるよりかは良いのかも

 

息子くん

今後相手側の保険屋さんと交渉してくれる弁護士の先生も見つけたから

帰宅途中の事故で労災認められるよう進めたい

 

ほんと大きな事故だったけど

生きててくれて良かった