去年見たテレビ版の方がまだ内容が良かったと思います。
本来は映画として撮影し、時間的に縮小したのがテレビ版だと監督が話されていました
映画版として、追加されていた台詞や場面があまりにも...
大好きな俳優さんが出ている映画ですが
その大好きな俳優さん達（幼馴染という設定）の
その場面だけは。
そして、母なる田中裕子さんだけは
見て欲しい。
なぜあの海のシーンをラストに持ってきたのか
広島へ検証に行った帰りの汽車の中で
なぜ「日本の科学者の敗北です」とか言わせたのか
なぜアインシュタインと会話させたのか
理解できずにいます。
厳しいことを書くと
日本は確かに戦争に負けました。
それは今も続いています。
でも、この映画は広島や長崎で見た
「過ちは繰り返しませんから」に似ていて
わたしはとてもイヤでした。
過去、戦争が起こり化学が発達したのは間違いない事です
あの当時研究していた人がいた。それも結構です
ただし、燃料の輸入が立ち行かなくなったあの戦時下で
いくら原子爆弾を研究したところで
広島や長崎に落とされた原爆に匹敵するようなものを作る為の材料があったのかどうか
その辺りも冷静に見るべき伝えるべきことだと思います。
（研究者のひとりが台詞で言うには言うんですけど。インパクトが小さい）
観客はそこまで気を回さないだろう。
ただ、事実として「日本も原発を研究していた」という事だけが残るはず
それが狙いなのだとしたら...
受け入れがたい。
まるでパールハーバー攻撃から日本の軍部の暴走だけで戦争に突入したかのような
帰り道、とても腹立たしかったから
その原因を書きました。
三浦春馬さんや俳優さん達のインタビューはこちら
俳優陣はその演技にずば抜けている方達ばかりです。
もしかしたらわたしは、このインタビューに答えている数日後の出来事があるから
この映画を消化できずにいるのだろうか。
