似合わない洋服は捨てました

気まぐれに気の向くままに

限界集落

限界集落という言葉はあまり好きな言葉ではないけど

「人口の50%以上が65歳以上で、農業用水や森林、道路の維持管理、

冠婚葬祭などの共同生活を維持することが限界に近づきつつある集落のことである。」

人口の50%以上が65歳以上でという定義があるので

この言葉はあてはまらないけれど

タクシーが捕まらない問題もかなり深刻になってきているように思う

 

都会ではなく田舎で特にヤバイ。マジでヤバイ。

 

特にわたしが生活している地方都市(人口約47万人)では

平成の大合併にて市がかなり広域になり

そこに走るJR九州の駅の大半が無人駅になっている

 

無人駅になるということは、乗降客数が少ない地域ということで

そこに暮らすということはバスや電車等の公共交通機関が少ないばかりでなく

タクシーもいなくなる(売上げがあがらないから待機しないエリア)という連鎖が続いている。

 

そもそも生活している人が少ない地域で

タクシーの乗務員として最低限の生活が維持できるほどの運収が上がらないのであれば

そこにタクシーを常時待機させる会社がどこにあるんだっていう話になる。

 

で、不幸にも電車で寝過ごしてしまったり

夜中にどうしても急用が出来て市内中心部から行ったはいいが

夜間にタクシーが捕まらないという最悪の場合も想定すべきであって

自分の(個人の)都合でタクシーが呼べるほど利便の良い地域と言うのは少なくなってきている。

 

それを踏まえて生活圏を選ぶべきだし

それを踏まえて老後に備えるべきだと思う

親族の急な生死に間に合わないのは

ある程度の覚悟をしておくべきかもしれないし

自動車の免許を持っていて車も持っているのならば

夜の酒は控えるほうが良いし

それが出来ないのならば、それなりの覚悟をして生活をしなくてはならないと思う

 

田舎だけどコンビニが近くにあって便利とか油断していては

利用者が少なければ(売上げがあがらなければ)

慈善事業ではないのだから いつかなくなるかもしれない覚悟も必要だと思う

 

日本人の出生率がさがり

人口が少なくなるということ

地方でもせめて駅に駅員がいる地域を選んで生活する拠点を設けるほうが

この先途方に暮れる事になるかもしれないリスクを軽減できるかもしれない。

 

人は年老いるのだから

今は元気で車の運転が出来ても

いつか返納しなくてはいけない時期も来るわけで

そうすれば、公共の交通機関に頼らざるをえなくなるわけで

 

田舎には田舎の良い所が沢山あるのも知っているし

実際田舎(といっても空港近く)に引っ越そうと考えた事があるわたしだけど

 

いったん自分の中で決着をつけて

田舎暮らしを諦めたから言えるのかもしれないが

 

無人駅周辺で暮らすリスクは

車を持っていても持っていなくて

この先高まってくると思う。

 

タクシーが捕まらないからと言って逆ギレされても

ないものはないのだ。