似合わない洋服は捨てました

気まぐれに気の向くままに

親父

今朝付け朝日新聞be on Saturdayのsongのさだまさしさんの「案山子」の歌詞を読んで
「きよみ、あの歌ええなあ、案山子って言うんやったかなあ」って
ほんとに、ぽつりとその前後には何も言葉がなく父親が話したことをふいに思い出した。

父親は子供に対してあっさりとしているといつも思ってた。
愛情はあったにせよ家から1人1人巣立つわたしたちに対してあっさりしているなあと
わたしが18の時、家出して独りアパートに暮らしていることを知って
「そうか、おまえ頑張ってるやんけ」と、その後ベットやらわたしが家に置いていった家具や洋服をトラックに乗せて運んで来てくれた。

改めて思うと、この父親の言葉はひとつ上のお兄ちゃんが福岡の大学に進んでから間もないことだったなと思う。
仕送りもままならないほど貧乏してたからお兄ちゃんもバイトしながら大学に通ってたみたいだけど
その後中退するのです。
それで、そのまま福岡に住み着いてしまって帰って来ることもなく、帰省という言葉とは無縁の人になっているけど。

父親の不器用な愛情があの言葉にあったんだなぁと
父親の本音は今だ聞いた事がないけど
本当は寂しかったのかもしれない。
言葉には出さなかったけど、本当は心配してくれてたのかもしれない。