(これはカンテレドーガさんで五代友厚ドキュメントという映画作りの特番があり、その中で三浦春馬さんが衣装さん相手に台詞の練習をしている場面。薩摩弁指導の田上さんも映ってました)
映画を何度も観に行っていると、さて五代友厚の功績は?と調べたくなります。
良い意味巻き込まれる感じ。
生麦事件と薩英戦争、それから上海へ蒸気船の買い付け、薩摩藩からの英国留学他
ざっと流れはわかる感じ。
何度も観に行った結果もっと知りたくなり
ツイッターにて知った この本
この本を読み勧めています。
今はまだ、3/4くらい官を辞職し金銀分析所立ち上げの辺り
辞書並みの分厚さなのにさくさくと読めるのは、史実に基づいた資料と
今まで出版された五代友厚に関する本を検証しつつ進むからです。
(映画グッズのフィルム栞が良い感じ)
その中で、少し著者の八木孝昌氏の言葉があったので抜粋
「志のあるところには、まるで天が味方したかのような幸運が訪れることがある。」
「危機管理能力のない者が頂点の位置にいて危機に挑むときの悲劇を、慶喜ほどに典型的に演じた例は稀です。」
「五代友厚の真価は怪しげな武勇譚にあるのではありません。与えられた職務を全力投球で果たすというその真摯な姿勢にあります。そして私的利害を超えたところで、自己に与えられたと信ずる使命に向かって邁進するという生き方にあります」
「五代に限らず、明治の元勲たちも明治国家との関係が極めて近かったので(中略)国家を何か遠い象徴的な存在と見るのではなく、身近な、直接の手触りのある具象的なものとして見ることが、明治維新の政治や経済の中枢にいた人たちには可能でした」
八木孝昌氏がこの本を出版する目的は「五代友厚の濡れ衣を晴らす」為だとしています。
それは、開拓使官有物払下げ事件を指します。
彼はなぜ弁解をしなかったのか。
それは今となっては彼を研究している五代塾の方にもわからないそうです。
きっと今からでも遅くない。
過去は未来によって変わる事だってあるのだから。
映画「天外者」の五代友厚の大阪商法会議所設立時の演説を聞くと
彼は夢のある未来が欲しかったのだろうと。
この日本の100年後を憂い、金だけ、今だけ、自分だけではなく
海外留学で知った大国に並び追い抜く為に、事業を起こし日本を大阪を形作っていった人なのだと。
この映画に出会えた事で今年一番勉強している気がします。
まだまだ勉強中。
(なぜこの熱量が高校生の時になかったのだろう。笑)
そうそう、読めない漢字を検索するのに良いアプリがありました。
日本GO
読めない漢字を写真に撮るだけで、読みと意味と英語までわかるという優れもの!
すごい!良い時代に生きてる気がするw