三浦春馬さんの突然の死は
今でも謎のままだし
これからも謎のままでしかない事実だと思っていて
だからと言って「天外者」の映画がアカデミー賞での選出がなかったこと
評価されなかったというのは
役者本人よりも、脚本家と監督の力量だと思ってる。
あるいは、さまざまな忖度？
それにしても、ミッドナイトスワンは単館上映だったし
作品はきちんと評価されていると思う。
罪の声の男優賞はないかな。（と、個人では思う）
天外者公開当時はかなり入れ込んでいたこともあって
また、なるべくロングランでと個人でも思っていたから
１７回も観に行ったわけだけど
あの映画は冷静に、誰が見ても「海外へ」持っていける作品ではないと考えている
なにより「五代友厚」が何をした人なのか
あの映画だけでは不明瞭だし、史実からは大いに遠いストーリーであるから
史実勉強をし、五代友厚について知りたいというきっかけになる映画ではあるのだけれど
三浦春馬さん他キャストの演技を評価しているのではなく
映画としては、海外へ持っていっても
理解はされないし、評価もされないと思う。
思いだけでは叶わぬ事がある
東京新聞賞での賞は、voice欄に多くの三浦春馬さんのファンが3000円枠を買い取り追悼の言葉を載せたからという忖度も見え隠れしていると思う。
２０２０年の邦画は本当にここ最近の邦画のレベルを超えていて面白いものが多かったし
脚本家、監督、そして３０代のアクターのレベルの高さがそれを支えているんだと思ってる。
もちろん、その中に三浦春馬さんの名前だってあるはず。
ただ、キネマ旬報での読者が選ぶ読者選出日本映画ベストテン受賞は個人的に驚いたくらい
彼の熱量はすばらしいものだったけれど
後世に語り継がれる映画なのかというと
彼の死への日本人的な追悼の意味合いも大きいのだと思う。
（こういう穿った物見は最近の癖かもしれない。読み飛ばしてくれー）
彼がもし生存していて、今もドラマや映画に出演していたとして
「天外者」があのようなロングランが可能だったかどうか
最近の映画館、特にシネコンはダメだと思ったら一週間で上映がなくなってしまう。
わたしが通ってる映画館は特にかもしれないけれど
いまだに鬼滅が４スクリーン上映されているのに
２月３月にあれだけ幕間にコマーシャルを流した「野球少女」が一週間で打ち切りだった。
冷静に考えると彼の突然の死の影響が大きく
ファンが支えた映画ではあるけれど
評価されない事を不服とするようなファンの方の文章を読んでいると悲しくなる。
そして、井浦新さんはその事を指しているわけでもないのに
そのような記事を書くライターがいるのが情けない。
そう彼らは三浦春馬さんに絡めれば読まれるという麻薬に犯されているのだと思う。
（ユーチューブで三浦春馬を検索してみるとよくわかる
CMをかませて再生回数に比例して利益を得ている人の多さよ）
彼の演技はすばらしかったんだよ。
要は脚本 それは、進撃の巨人でも学習したはず。
（ただ進撃は進撃を支えていたファンをないがしろにしてしまったからだと思うけど、
進撃を見たことのないわたしには悪い印象はないのだけれど）
彼の死を盾にすることのないように
非情な言い方かもしれないけれど そう思う。
三浦春馬さんはこれからもスクリーンの中で永遠に生き続け
後世に語り継がれる人であると信じています。
１０年、２０年後スクリーンの中の彼に恋する誰かの為に
彼に憧れ俳優を目指す誰かの為に
インタビューより抜粋
――そんな三浦さんが急逝され、松山さんは同じ俳優として、どんなことを感じたのですか？
松山「やはり心臓が痛くなりました。また、春馬くんのように、普段から頑張って人の背中を押していく仕事をしている人は、自分自身の背中は誰に押してもらっているんだろうかと、すごく考えさせられました」
本広「なるほど。深いですね」
松山「やはり頑張っている人たちもどこかで救われないといけないなと。そういう意味で言うと、自分は春馬くんとは仕事仲間だったので、もう少し仲間として横のつながりを大事にしていかないといけないと、色々なことを思いました」
ブレイブにコメント残してる
４月５日、彼が生きていたら３１歳の誕生日の日に
TOHOシネマ他で「天外者」が上映されます。
これって凄い事ですよね。
もちろん、わたしも観に行きます。
