似合わない洋服は捨てました

気まぐれに気の向くままに

出来事はリトマス試験紙

どんなことでもそう。

反応を知ると、その人が知れると思ってる。

 

差別意識もそう。

愚痴っぽい人もそう。

何も反応がない人は少しわからないけど

これが意外と本当に何も考えていなかったりもする。

 

同僚が笑いながら「コロナで倒産したホテルがあるんですよね」と話しかけてきた

 

くそがっ!って思った。

 

それはもう、今回の騒動ではなく、すでに基盤が揺らいでいた証拠であって

この月末に手形落とせない連鎖倒産はもっと増えると思ってる。

 

商売をしていると、どうしようもない事も多かった

金策に走りまくった事もあった

 

けど、覚悟を決めないとずるずる日がたってしまうのもまた商売の怖いところ

 

ずるずるずるずる進んでいく時間を止められずに漠然と佇んでしまう日だってあった

 

恨まれる事だってやった

汚い手も使った。

ずるい事もした。

ビクビクして暮らす日もあった

何かに取付かれたように会社の存続だけを願ってた日もあった

 

 

冷静になれたのは、9年前の震災の日

人の命の儚さに 憤りのないような虚無な感情に

人生をもう一度立ち止まって考える事ができた

 

 

迷惑をかけた人がいっぱいいて

今こうやってのうのうと暮らしている事を知ったら怒りくるってしまう人だっているかもしれない

 

それでも、出来るだけ迷惑をかける事なく

フェードアウト出来たのはここには書けない手段を使ったから

 

 

会社を引き継いだ時に父から言われた言葉は

「銀行は命までは取らんから安心しろ」だった

借金は3億5千万だった。