似合わない洋服は捨てました

気まぐれに気の向くままに

忘れないでと思うんだろうな。

御近所のおじさん。
といっても、もともとうちの会社の社長さんだった方。
この方から法人売買で法人まるごと買ったのは15年前

気さくで、いつもニコニコ笑顔で。
うちの父より少しだけ年令は上。

今日、お店のまわりの道路をほうきとチリトリを持って掃除してたら
「おねーさん、奉仕活動かい?」と声をかけてきた。
「いつもの掃除ですよ。笑。奉仕活動ではないですよ」と答えると
「そうかい、奉仕活動してるんかと思ったわ。」と言うと、ずっと掃除にくっついてくる。

へんだな。

「お父さん、帰りましょうか」って手を引っ張ってお店の前にある
その元社長さんの家に歩いてったら
「あんた、どこの人ね」って聞いて来た。

やっぱりへん。

「パチンコ屋さんの経営してるんですよ。ほら、すぐそこの」

「ほおー立派やなあ、パチンコ屋さんやりよんのかい」

奥様に事情を説明したらごめんねごめんねと何度も頭下げてらっしゃった。

少し前に冗談まじりに
「うちの父さん、ボケちゃってねー。夜中にね、お前は誰か!って言うんよー」と笑ってお話してくださってて
「もし、外で会って何か変だなと思ったらうちに連れて来てくれる?」って言われてた。

辛いのは、もしかしたら奥様かもしれないな。
記憶から消えてくのは辛いだろう。
辛くて切ないだろうな。。